
今週の金融市場 2022年1月29日(土)
今週の米国株式市場では、月曜日にダウが1,115ドル下げた後、それをすべて取り返して99ドル高で引けるなど、場中に大きく上下に動く展開を繰り返しました。月~火曜にFOMC(連邦公開市場委員会)が開かれ、水曜日に結果発表とパウエル議長の会見がありました。議長は「インフレ率がFRBの長期目標を依然上回り、雇用を脅かさずに一段の利上げをする余地がある」と発言し、3月にFF金利の誘導目標を引き上げる可能性が高いことを示唆しました。また「供給網の制約は想定より深刻で長期に亘る」とも発言し、FRBがインフレ鎮静化に苦慮している姿が透けて見えました。