今週の金融市場 2021年7月10日(土)

概要

今週の金融市場は、日米とも様々な要因が重なり、株式市場も上下に大きく動きました。
米国市場での材料は、

  • 長期債利回りが下がり続け、木曜日には10年債利回りが1.250%まで下がる
  • 中国当局が滴滴に対する監視・規制を強め、火曜日には株価が20%近く下落、連想でアリババ、テンセントも大きく売られる
  • OPECプラスで減産縮小を巡り、サウジアラビアとUAEとの軋轢で原油価格が上下に大きく動く

日本市場での材料は、

  • 都議会議員選挙で自民・公明が事実上の敗北
  • 新型コロナ蔓延拡大で東京都に緊急事態宣言発出でオリンピックが宣言下での開催となり、特に欧米投資家に衝撃
  • 指数連動型ETFが分配金捻出ため数千億円の株式換金売りで一時的に需給バランス崩れる

などでした。

米国時間の木曜日に、経済回復の鈍化が強く意識され、米国債が買われ株式が大きく売られました。
それを受けて日本時間の金曜日午前中に日本株は暴落状態となりました。

しかし、日本株も後場には持ち直しはじめ、金曜日の米国株は大きく買い戻され、3指数とも史上最高値を更新しました。同時に日本株も日経平均先物が大きく買い戻されました。

根底には株式バブルへの懸念、経済回復鈍化への懸念、そして中国への懸念があるものの、今週はそれらの懸念の上に短期的要因が重なることで一時的暴落となったものの、すぐに回復したといったところです。

日本株は6月21日(月)に暴落し、翌日すぐに回復したのと同じようなパターンとなりました。

ただ最近は、主要3指数が何度も史上最高値更新を繰り返す米国株と、日経平均が今年2月の30年ぶりの高値を伺うどころか毎週下落している日本株との違いが目立っています。

外国為替市場では円高ドル安となりました。円は対ユーロでも強含みでした。

外国為替

2021年7月9日(右は前週末比)
ドル円 110.13 -0.9 -0.81%
ドルIDX 92.10 -0.15 -0.16%
ユーロ円 130.82 -0.9 -0.68%
ユーロドル 1.1878 +0.0015 +0.13%
ドル人民元 6.4788 +0.0067 +0.10%

日本株

2021年7月9日(右は前週末比)
日経平均株価 27,940.42 -842.86 -2.93%

米国株

2021年7月9日(右は前週末比)
S&P500 4,369.55 +17.21 +0.40%
Dow30 34,870.16 +83.81 +0.24%
Nasdaq 14,701.92 +62.59 +0.43%

中国株

2021年7月9日(右は前週末比)
上海総合指数 3,524.09 +5.33 +0.15%

原油・ゴールド

2021年7月9日(右は前週末比)
原油WTI先物8月限 74.63 -0.41 -0.55%
ゴールドスポット価格 1,808 +21 +1.18%

今週はOPECプラスで原油減産の縮小を巡り、サウジアラビアとUAEの対立があり、原油価格が一時的に下がりましたが、米国では原油・ガソリンとも在庫が減っており、原油への需要回復基調に変わりはないようです。

日本国債

2021年7月9日

債券先物 10年物 152.22 前週末 151.92

国債(償還日 利回り 前週末利回り)
426回 2年利付国債 2023-07-01 -0.120% 前週末 -0.120%
148回 5年利付国債 2026-06-20 -0.120% 前週末 -0.115%
363回 10年利付国債 2031-06-20 0.025% 前週末 0.040%

米国債

2021年7月9日
13週債利回り 0.043% 前週末 0.038%
5年債利回り 0.787% 前週末 0.859%
10年債利回り 1.356% 前週末 1.431%

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