今週の金融市場 2021年9月11日(土)

概要

今週は、インフレ懸念と量的緩和縮小の前倒し懸念で米国株は大きく下落した一方で、先週に引き続き日本株は暴騰しました。米国株買い日本株売りをしていた投機筋が、巻き戻しを強いられることで、このような急激な動きになっているようです。

米国では、FRBが新型コロナ蔓延状況などから量的緩和縮小に慎重気味の姿勢を示す一方で、先週の雇用統計に続き、今週は、7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数、週間新規失業保険申請件数などが好調で、金曜日の8月米卸売物価指数は前年同期比8.3%増で市場予想8.2%を上回り、比較可能な2011年11月以降で最大の伸びとなり、インフレ懸念が更に強まりました。

しかし、30年国債など今週の米国債入札は好調で、長期金利はあまり上がっていません。

木曜日に欧州中央銀行(ECB)は、債券の買い入れペースを緩やかに減速することを決め、今週はドル安ユーロ高となりました。

先週は、FRBの量的緩和縮小への慎重姿勢から値上がりしていたゴールドは、今週はインフレ懸念から量的緩和縮小前倒し懸念で大きく値下がりしました。

原油価格は、サウジアラビアがアジア向け10月分原油価格を引き下げ、米国の原油在庫が市場予想を大幅に上回る増加、中国当局が9日にエネルギー価格の高騰対応で原油備蓄放出と発表などのニュースで供給増懸念で下げる局面がありました。

一方で値上がり要因だったハリケーン「アイダ」の影響について、金曜日にメキシコ湾沖合では4分の3超の日量約140万バレルの石油生産が停止で生産再開の目途立たず、今後数週間停止が続く可能性も浮上との報道で供給不安から値上がりして終わりました。今後、更なる値上がりが進む可能性もあります。

中国では中国恒大集団の破綻懸念が取り沙汰されていますが、上海総合指数は前週末比大幅上昇で週末を迎えました。また人民元も対ドルで小幅上昇です。

外国為替

2021年9月10日(右は前週末比)
ドル円 109.90 +0.19 +0.17%
ドルIDX 92.64 +0.51 +0.55%
ユーロ円 129.78 -0.52 -0.4%
ユーロドル 1.1809 -0.0067 -0.56%
ドル人民元 6.4440 -0.0088 -0.14%

日本株

2021年9月10日(右は前週末比)
日経平均株価 30,381.84 +1,253.73 +4.30%
東証株価指数 2,091.65 +76.20 +3.78%

米国株

2021年9月10日(右は前週末比)
S&P500 4,458.58 -76.85 -1.69%
Dow30 34,607.72 -761.37 -2.15%
Nasdaq 15,115.49 -248.03 -1.61%

中国株

2021年9月10日(右は前週末比)
上海総合指数 3,703.11 +121.38 +3.39%

原油・ゴールド

2021年9月10日(右は前週末比)
原油WTI先物10月限 69.71 +0.61 +0.88%
ゴールドスポット価格 1,788 -40 -2.19%

日本国債

2021年9月10日

債券先物 10年物 151.86 前週末 151.98

国債(償還日 利回り 前週末利回り)
428回 2年利付国債 2023-09-01 -0.130% 前週末 -0.130%
148回 5年利付国債 2026-06-20 -0.105% 前週末 -0.105%
363回 10年利付国債 2031-06-20 0.040% 前週末 0.035%

米国債

2021年9月10日
13週債利回り 0.038% 前週末 0.040%
5年債利回り 0.816% 前週末 0.785%
10年債利回り 1.341% 前週末 1.322%

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