今週の金融市場 2021年10月2日(土)

概要

今週の米国金融市場では様々な材料がありました。

インフレ懸念は強まり、パウエルFRB議長はインフレが高止まりする可能性があると発言し、今までのインフレは一時的との見方から変化しました。10年債利回りは、一時1.567%まで上昇しましたが、週末には1.465%との前週比小幅高で終わっています。

議会では、連邦政府債務上限問題インフラ投資法案を巡り、与野党の攻防が膠着状態となり、先行き不透明となっています。アフガニスタン撤退失敗で、バイデン大統領自身が側近提言に反して決断していたことが議会証言で明らかになり、大統領への不安感を高めています。

中国では恒大集団以外にも不動産会社破綻がありました。
更に、中国では危険な石炭鉱山の操業停止から停電が拡がっており、経済減速に拍車を掛けています。石炭輸入を増やしており、エネルギー価格上昇を更に強めています。

世界的に需要回復は続いているものの、供給不足は続いており、インフレ懸念や金利上昇への懸念で相場は不安定となっています。

今週の米国株は総じて大きく下落したものの、金曜日には長期金利低下やポジション調整もあり、大きく買い戻されました。

今週の日本株は、日経平均株価・東証株価指数(TOPIX)とも5営業日すべてで下落となり、前週末比では暴落状況です。
日本市場独自の材料として、自民党総裁選がありましたが、岸田新政権の人事に改革の意思無しとの失望感が出ています。ただし、金曜日の米国株買い戻しは日本市場では織り込まれていません。

外国為替市場ではドル金利上昇を見越して、米ドルが大きく上昇し、ドル円は一時112円台を超えましたが、金曜日には111円台前半に落ち着きました。

ゴールドは金利上昇やドル高で、1,700ドル半ばに低迷しています。

原油は世界的需要増に加え、今週の中国がエネルギー輸入拡大が加わり、大きく上昇し、また一部の国で合意された増産目標が設備や管理の問題で達成できておらず供給への不安も出て、WTI価格は3年ぶりの高値水準となっています。

上海総合指数は前週末比で1.24%の下落です。中国では、10月1日~7日まで国慶節で株式市場は休場となります。

外国為替

2021年10月1日(右は前週末比)
ドル円 111.06 +0.30 +0.27%
ドルIDX 94.09 +0.82 +0.88%
ユーロ円 128.75 -1.06 -0.82%
ユーロドル 1.1592 -0.0128 -1.09%
ドル人民元 6.4452 -0.0208 -0.32%

ドル円の高値は112.08

日本株

2021年10月1日(右は前週末比)
日経平均株価 28,771.07 -1,477.74 -4.89%
東証株価指数 1,986.31 -104.44 -5.00%

米国株

2021年10月1日(右は前週末比)
S&P500 4,357.04 -98.44 -2.21%
Dow30 34,326.46 -471.54 -1.36%
Nasdaq 14,566.70 -481.00 -3.20%

中国株

2021年10月1日(右は前週末比)
上海総合指数 3,568.17 -44.90 -1.24%

原油・ゴールド

2021年10月1日(右は前週末比)
原油WTI先物11月限 75.74 +1.76 +2.38%
ゴールドスポット価格 1,761 +11 +0.63%

日本国債

2021年10月1日

債券先物 10年物 151.57 前週末 151.62

国債(償還日 利回り 前週末利回り)
429回 2年利付国債 2023-10-01 -0.125% 前週末 -0.130%
148回 5年利付国債 2026-06-20 -0.100% 前週末 -0.095%
363回 10年利付国債 2031-06-20 0.050% 前週末 0.050%

米国債に引っ張られ、日本国債の利回りもジワリと上昇してきています。

米国債

2021年10月1日
13週債利回り 0.028% 前週末 0.025%
5年債利回り 0.931% 前週末 0.957%
10年債利回り 1.465% 前週末 1.460%

コメント

タイトルとURLをコピーしました