今週の金融市場 2021年12月4日(土)

概要

今週は火曜日にパウエルFRB議長が上院で証言し、インフレは一時的でないとして量的緩和縮小の加速に前向きな発言をしました。緩和縮小に慎重だった今までとは異なる発言で、金融市場はリスクオフムードとなり、この日株式市場では株価が大きく下落しました。

また、先週金曜日に南アフリカで新型コロナ新変異種オミクロン株が検出されましたが、このオミクロン株は今週は全世界に拡がりました。一方で、オミクロン株は感染力は非常に強いものの、殆どが無症状か軽症で重症化も死亡例も無いとの報告がされています。しかし、各国政府は外国との渡航制限を厳しくしています。このため市場は経済への影響を懸念しています。

量的緩和縮小加速への懸念とオミクロン株の影響への懸念を巡り、今週の株式は上下に大きな動きを繰り返しましたが、前週末比では、日本株も米国株も大きく下げています。米国では特にナスダックの下げが大きくなっています。

リスクオフムードとなったため、外国為替市場ではドルや円が買われ、米国債券市場では中長期債利回りが下落、原油市場では原油価格が下落しました。

日本国債も買われ、利回りがジワリ低下しました。

金曜日には米国では重要経済指標の発表がありました。
雇用統計では、11月非農業部門雇用者数210千人(予想550千人)、失業率4.2%(予想4.5%)となり、労働力の供給不足が示されました。
また、11月ISM非製造業景気指数は69.1で、市場予想の65.0を上回り、企業の景況感は好調のようです。

個別の大きなニュースとしては、金曜日に、中国の巨大企業である配車アプリサービスの滴滴出行(DIDI)が、中国政府の指示に従ってニューヨーク証券取引所での上場を廃止する手続きを開始したと発表し、この日に株価は22.18%下落しました。

外国為替

2021年12月3日(右は前週末比)
ドル円 112.82 -0.68 -0.60%
ドルIDX 96.17 +0.09 +0.09%
ユーロ円 127.60 -0.82 -0.64%
ユーロドル 1.1309 -0.0008 -0.07%
ドル人民元 6.3758 -0.0166 -0.26%

日本株

2021年12月3日(右は前週末比)
日経平均株価 28,029.57 -722.05 -2.51%
東証株価指数 1,957.86 -27.12 -1.37%

米国株

S&P500 4,538.43 -56.19 -1.22%
Dow30 34,580.08 -319.26 -0.91%
Nasdaq 15,085.47 -406.19 -2.62%

中国株

2021年12月3日(右は前週末比)
上海総合指数 3,607.43 +43.34 +1.22%

原油・ゴールド

2021年12月3日(右は前週末比)
原油WTI先物1月限 66.26 -1.91 -2.80%
ゴールドスポット価格 1,783 -5 -0.28%

日本国債

2021年12月3日

債券先物 10年物 152.11 前週末 151.72

国債(償還日 利回り 前週末利回り)
431回 2年利付国債 2023-12-01 -0.120% 前週末 -0.130%
149回 5年利付国債 2026-09-20 -0.100% 前週末 -0.085%
364回 10年利付国債 2031-09-20 0.050% 前週末 0.070%

米国債

2021年12月3日
13週債利回り 0.043% 前週末 0.043%
5年債利回り 1.124% 前週末 1.169%
10年債利回り 1.343% 前週末 1.482%

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