今後の住宅のトレンドに備えよう

 今後、住宅は年齢に応じて住み替えるという方向に変化して行きます。この変化はすでに始まっており、今後はメイントレンドになっていくでしょう。

 従来は、結婚したらマンションやアパートに住み、子どもが小学校高学年以降になれば住宅取得を考え、住宅ローンを組んでマンションや一戸建てを購入し、一生そこに住み続けるというパターンが普通でした。持ち家の取得が人生の大きな目標でもありました。

 しかし、上手く持ち家購入までこぎつけた人達にも色々と問題点ありました。

 先ず、子育ての時期には家のスペースが欲しいところですが、この時期はどうしても狭い家なので、日々の生活に苦労が多くなります。

 またせっかく持ち家を購入しても、仕事上の転勤などの時にはその家の扱いに苦労することとなります。

 また、広い持ち家を買っても、子供が独立して家を出て行くと、夫婦二人には広過ぎるという時期が長く続くことになります。元気なうちは広い家でもまあまあ楽しむこともできるので、これはむしろ金銭効率面の問題ですね。

 また、当初は大きな家具を買ってインテリアを楽しんだり、庭でガーデニングを楽しんでいた人達も、80歳あたりから広い家を維持するのが負担になります。私の知り合いの方も家の事を色々とご自分でやって楽しまれていましたが、80歳を過ぎた頃からことあるごとに「小さな家に住みたいなあ」と言うようになりました。そして、樹木の日頃の手入れも大変ということで、せっかく育った木を切り倒したりされていました。

 このように見ていくと、やはり年齢に応じて住み替えたほうが快適ですね。

 一方、時代が大きく変化して来ており、海外転勤などの転勤ニーズは増えており、更には転職も一般化しつつあり、仕事によって住む場所が変わる機会は増える一方です。
また、高齢化も益々進んでおり、それにつれて住宅に求めるものが変わって来ているわけです。

 勿論、生まれた家に一生住んで何の不自由も無い方もいらっしゃるでしょう。
更には、都心に近くしかも駅に近い場所に家を買うことができれば、そこに一生住むのが良いという場合もあるでしょう。しかし、全体的な割合から言えば、そのような好立地に家を持つことができ、且つ、そこから通勤もできるというような人は圧倒的少数派です。大多数の人達は、その時々の事情で住み替えをある意味積極的にしていくようになるでしょう。

 それでは、住み替え時代に備えて何をどうすれば良いのでしょうか?
従来は「持ち家がゴール」という前提で税制やローンの条件などに興味が集中していました。

 しかし、住み替え時代には、日頃から場所ごとの住環境や住宅価格、家賃相場などに興味を持っておくことがすごく有利です。契約の直前にあわてて色々調べても中々分かるものではありません。

 また、年齢に応じてどのような場所にどのような家が良いのか、間取りはどのようなものが良いのかなども、日頃から興味を持って考えておかないと、すぐには結論など出ません。

 資産価値としての住宅保有についても考えておいた方が良いです。基本的には賃貸が多くなりそうですが、時に応じて持ち家購入そして売却もありです。

 また転勤が多い場合などずっと賃貸に住まざるを得ない場合などは、投資用マンションを保有したり、REIT(上場不動産投資信託)を保有し、資産としての住宅の代わりとすることも増えていくでしょう。

 時代の変化で住み替えが大きなトレンドとなってきており、それに向けて住宅や不動産に興味を持って上手く対応し、楽しい人生を送りましょう。住む家は人生に大きく影響しますから。

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